さて、その2です。
季節の変わり目、ご自愛ください。
・『国境のない生き方』ヤマザキマリ
生きる上で血肉となった、または支えになった本や人との関わりが書かれています。この濃密な時間がその後の人生や創作活動を支えているのだと感じました。
・『優雅なのかどうか、わからない』松家仁之
離婚した40代男性の一人暮らし。家にインテリアに家具にこだわり、優雅なのかどうか、わからない、なんてよく言えるというような優雅な暮らし。しかし、昔の恋人との再会や老人介護など、予定外のことが次々に起こり・・・。美しい文章に惹かれます。
・『ボーイミーツガールの極端なもの』山崎ナオコーラ
「叶わない恋も良いものだな・・・」 と、この歳になって初めて気づかされた衝撃の本。今まで何とぼんやり生きていたんだろう、と後悔、そしてもっと恋をしておくんだった!と後悔。いや、しかし!大丈夫!大丈夫ですよ皆さん!!だって、この本に登場する鳥子さんは72歳で運命の出会いをし、初めての恋に落ちたんですから。でもね、鳥子さんは恋を叶えない道を選びました。なぜって?それは読んでみてね、フフフ。九つの短編とサボテンのカラー写真が、ゆっくりと優しく、恋の概念を崩してくれます。
・『ラストソング』佐藤由美子
著者は音楽療法士。ホスピスケアの現場で音楽を通して患者さんの心に寄り添い、癒していく。心あたたまるエピソードの数々に涙があふれました。きっと著者は心の暖かい優しい人なんだろうな。恥ずかしながら音楽療法士という仕事についてこの本を読んで初めて知りました。
2015年9月29日火曜日
2015年9月22日火曜日
コメント紹介 その1
ノミネート作品、いかがでしたか?
ノミネートには入りませんでしたが、心を揺り動かされた作品へのコメントを今年も紹介していきたいと思います。
・『あたしとあなた』谷川俊太郎
谷川さんの詩集です。〈あたし〉と〈あなた〉どんな人物を想像して読みますか?その時々の気分で楽しんで読めます。
・『フォルトゥナの瞳』百田尚樹
全体的に陰気な内容ですが・・・読んでください!ぼろぼろ泣けます。
・『在宅ホスピスノート』徳永進
ホスピスの大切さや大変さ。「死」に対する思いや気持ち、考え方。患者さんとその家族の気持ち、在宅医療をサポートする医師、看護師、介護士などの気持ちがダイレクトに伝わってくる。
・『桜の下で待っている』綾瀬まる
ふるさとをめぐる5つの物語。ふるさとという響きに愛着を感じられる人もいれば、しがらみでしかない、という人もいると思います。そのような複雑な人生のはかなさと、はかないからこその美しさを同時に感じ取ることができる作品です。
・『あたしとあなた』谷川俊太郎
谷川さんの詩集です。〈あたし〉と〈あなた〉どんな人物を想像して読みますか?その時々の気分で楽しんで読めます。
・『フォルトゥナの瞳』百田尚樹
全体的に陰気な内容ですが・・・読んでください!ぼろぼろ泣けます。
・『在宅ホスピスノート』徳永進
ホスピスの大切さや大変さ。「死」に対する思いや気持ち、考え方。患者さんとその家族の気持ち、在宅医療をサポートする医師、看護師、介護士などの気持ちがダイレクトに伝わってくる。
・『桜の下で待っている』綾瀬まる
ふるさとをめぐる5つの物語。ふるさとという響きに愛着を感じられる人もいれば、しがらみでしかない、という人もいると思います。そのような複雑な人生のはかなさと、はかないからこその美しさを同時に感じ取ることができる作品です。
2015年9月20日日曜日
2015年9月19日土曜日
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