ノミネート作品、いかがでしょうか?
惜しくもノミネートされなかった作品の中から、
今年もおすすめコメントを紹介したいと思います。
・『クラスメイツ』前期・後期 森絵都
中学1年生の「クラスメイツ」たち、一人ひとりを主人公にした24のお話で1年間を描いていきます。登場人物が悩みながらも精神的に成長していく姿を読むにつれて、ああ、こんなことがあったな・・・、と当時の中学1年生の自分を思い出しました。中学生だけではなく、高校生や成人した大人たちにもぜひ読んでほしい作品です。
・『野球ノートに書いた甲子園』高校野球ドットコム編集部
野球部員たちが日々の練習と生活を振り返って書く「野球ノート」。書くことで自らを振り返り、時には先生やチームメイトと意見を交わしながら成長していく部員たちの真摯な姿に心打たれます。2014年8月に続刊も出ました。
・『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見一郎, 古賀史健
最近話題の「アドラー心理学」について、哲学者が分かりやすく対話形式で解説した本。過去やトラウマを考えるのではなく、「今(これから)をどうするか?」を考えて行動するための、実用的な心理学。ひさびさに「自分が180度変わった」と思える学問だった。
「勇気づける/勇気をくじく」行動とは?支配的・依存的な思考とは?・・・単なる自己啓発本ではなく、面白くて深い、人間関係づくりのための入門書。ぜひどうぞ!