さて、大賞は明日、10月27日(木)の発表です。
高橋邦典『「あの日」のこと』
「仙台出身の戦場カメラマンが写した破壊尽くされた故郷とそこで生きようとする人々の姿と、その言葉を載せた写真集。行方不明のままの妹の携帯電話に、出てくれるような気がして、今でも時々かけてみるという女性の言葉がいつまでも忘れられない。」
沼田まほかる『ユリゴコロ』
「一見意味不明なタイトルにまず惹かれた。夜の闇のしんとした静けさに浸れるような、あるいは飲み込まれるような。そんな余韻を残すラストが、秋の夜長にはちょうどいい。」
こやま峰子『10代をよりよく生きる読書案内 詩歌編』
「わたしはいつも詩集から元気をもらいます。言葉には不思議な力があります。万葉集から現代詩まで幅広い詩歌が収められ、解説も付いているのでおすすめです。」